現在開発中と伝えられているディズニーの人気SF映画『トロン』シリーズの最新作に『LION / ライオン 〜25年目のただいま〜(2016)』のカース・デイヴィスが監督としてメガホンをとることが明らかになりました。Varietyが報じています。
1982年に公開された『トロン』は、世界で初めて全面的にCGを導入した映画として当時話題を集め、コンピューターの内部世界での権力争いを美麗な映像とプログラムの擬人化という手法で表現した作品。スティーブン・リズバーガーが監督・脚本を務め、ジェフ・ブリッジスが主人公のケヴィン・フリン役を演じました。それから28年後に続編となる『トロン:レガシー(2010)』が公開され、ギャレッド・ヘドランドがケヴィンの息子である主人公サム・フリンを演じ、ブリッジスもケヴィン役として再登場。さらに作中の楽曲を世界的人気テクノユニット「ダフト・パンク」が提供したことでも話題になりました。
2017年にシリーズ最新作となる第3作目の主演に『スーサイド・スクワッド(2016)』や『ブレードランナー 2049(2017)』のジャレッド・レトが起用されることが報じられており、その後は大きな動きは見られていませんでしたが、Varietyによればレト主演の3作目はシリーズの直接的続編ではなく、新作として新たにリブートされると伝えられています。
主演のレトは自身のTwitterにて今回主演と製作を務めることについての想いをこのように綴っています。
I’m struck with such gratitude for the opportunity to bring this movie to life, especially as both the original video game and the film affected me so deeply as a young child. The fact that I get to be a part of this new chapter is mind-blowing. pic.twitter.com/94MN6tT8Bs
— JARED LETO (@JaredLeto) August 10, 2020
「この映画に命を吹き込む機会を与えてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。特に原作のビデオゲームとこの映画は、幼い子供の頃の私に深く影響を与えてくれました。この新しい章の一端を担うことができたという事実には、心を揺さぶるものがあります。」
そして嬉しさのあまりか、レトはTwitterにメッセージを連投。そこでレトは誤って『トロン』最新作のタイトルを書いてしまったようです。
「TRON : ARESに出演することになり、とても興奮しています。皆さんに愛されるような作品を作るために、できる限りの努力をしていきます。そして皆さんのために、いくつかの特別なアイデアを用意しています。グリッドで会おう!」
その後レトはツイートを削除、新たにタイトル部分だけ変更した同上の内容のツイートを投稿しています。
https://twitter.com/JaredLeto/status/1292942227040157697?s=20
『Tron : Ares』というのが本当のタイトルなのか、そしてどういう意味を持つのかは現時点ではわかりません。ただ前2作に「アレス」というキャラクターは登場していないため、レトが演じるキャラクターの名前である可能性もあります。詳しくはディズニーの正式な発表を待ちましょう。
source : Variety