スパイダーマンの宿敵ヴェノムの誕生を描いた『ヴェノム(2018)』の続編『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ』には、企画当初にもう一つのタイトル候補があったようです。監督のアンディ・サーキスがColliderのインタビューの中で明かしています。
『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のタイトルが正式に発表されたのは2020年の春。「虐殺よ、あれ」を意味するこのタイトルは、ウディ・ハレルソン演じる連続殺人犯クレタス・キャサディを宿主とする凶悪シンビオート、カーネイジを指すものですが、サーキス監督は一瞬「Love Will Tear Us Apart」というタイトルにしようかと思ったこともあったとのこと。
「Love Will Tear Us Apart(愛が私たちを引き裂く)」とはイギリスのロックバンドJoy Divisionが1980年に発表した同名の曲にちなんだもので、いがみ合いつつもお互いを必要とするエディとヴェノムの関係性を表すタイトルとして候補にあったそうですが、最終的には「やっぱり『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』という表現に落ち着きました。これは元々かなり強力な候補でしたしね。」と語っています。
主人公エディ・ブロック役のトム・ハーディも本作について「100%のラブストーリーです。ばかばかしい、シュールな要素もあって皆さんが想像するようなものではないと思いますけど。機能不全の愛とでも言うのでしょうか。」と説明。『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ではエディとヴェノムの「カップル」の関係性にもますます注目したいところ。
『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は2021年12月3日に公開予定(アメリカではすでに公開中)
source : Collider, Screen Rant
