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DC映画『ジョーカー』ヴェネチア映画祭で圧倒的な評価 ー 8分間にも及ぶスタンディングオベーションと拍手喝采

DCコミックスのみならずアメコミ界でトップクラスの人気を誇るヴィラン「ジョーカー」の誕生を描くDC映画『ジョーカー』が、先日8月31日にヴェネチア国際映画祭にてワールドプレミアという形で上映されました。



以前からコミック映画初のアカデミー賞候補など、業界内ではその完成度の高さが絶賛されていた『ジョーカー』ですが、いざヴェネチア国際映画祭で初上映されるや否や、なんと8分間にも及ぶスタンディングオベーションが起こり、観客を熱狂の渦に巻き込みました。

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ちなみに現在公開中の『ロケットマン』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はカンヌ国際映画祭で初上映された際、それぞれ4分と7分のスタンディングオベーションが起きたと言われていますが、『ジョーカー』はそれらを上回る熱狂ぶりだと言えます。

ではヴェネチア国際映画祭でいち早く『ジョーカー』を観てきた各評論家のレビューを見てみましょう。



Fandango編集者 エリック・デイヴィス氏

「『ジョーカー』は、DCで最も象徴的なヴィランというレンズを通した、マーティン・スコセッシの『キング・オブ・コメディ』に対する大胆かつ素晴らしいラブレターだ。内面が死ぬまで生き始めることができなかった一人の男を描く、ダークで、不穏で、残酷で、悲しい映画です。ホアキン・フェニックスは本当にめちゃくちゃ良い。」

Geeks of Color マイケル・パークス氏

「『ジョーカー』でのホアキン・フェニックスの演技はまさしくオスカーにふさわしい。彼は精神面でも肉体的な面でも役柄に全力を投じています。(監督の)トッド・フィリップスは革新的なコミック映画を作ってくれました。もう一度観るのが楽しみだよ。」



Collider編集者 スティーブン・ワインストラウブ氏

「ワーナー・ブラザースが、なぜ『ジョーカー』をベネチア国際映画祭やトロント国際映画祭で上映することにしたのかがやっと分かりました。なぜなら『ジョーカー』は傑作。たまたまコミック映画だっただけです。ホアキン・フェニックスはオスカーにノミネートされるでしょうし、この映画も映画賞に輝く可能性は十分にあります。」

さらにこれまで『バットマン』シリーズのプロデュースを務めてきたマイケル・E・ウスラン氏も『ジョーカー』を「これまでにない映画」だと絶賛しています。

「初めて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が登場した時、これまでになくユニークだと思いましたし、『デッドプール』が登場した時もそう思いました。ですがこの『ジョーカー』は独特でユニークなんです。これまでに観たどのコミックとも異なる映画です。」「世界のトッド・フィリップス、素晴らしい才能を持ったホアキン・フェニックスとロバート・デ・ニーロがこの映画に命を吹き込みました。」



ジョーカーの狂気はまさに文字通り全世界を熱狂させることになりそうです。

 

『ジョーカー』は2019年10月4日に公開予定

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