MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)の人気作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにてドラックス役を演じるデイヴ・バウティスタは本当はドラマに出演したい…そんな想いを『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー : リミックス』で共演したマイケル・ローゼンバウムが司会を務めるポッドキャストInside of Youの中で語りました。
デイヴは元々、アメリカで最も人気のあるプロレス団体WWEのスーパースター。俳優に転身してからは『アイアン・フィスト(2012)』や『リディック : ギャラクシー・バトル(2013)』などで脇役として出演しており、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)』に出演したことがきっかけで広く知られるようになります。
「昔からあるような普通のドラマが好きで、本当はドラマ作品に出演したいんです。僕にとってはそういう役を手に入れるのは難しいんですが、常に探していますよ。」
デイヴはドラックスという冷酷かつ熱い一面を持ち合わせながら、どこかズレた言動で笑いを誘うという難しい役どころを演じていますが、この役を演じることは実際とても難しかったそう。その理由についてデイヴは「僕は自分のことを面白いと思っていないので。」と付け加えています。
「1作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で楽しみにしていたのはドラマチックなシーンでした。例えば、ドラックスが自分の家族を目の前で殺されたことを話すっていうシーンがあったんですが、ちょっと暗かったという理由で削除されたんです。ですがそのシーンを演じるのは本当に楽しみにしていたんですよ。」
自分はコメディよりもシリアスな役を演じることに向いている、そう主張するデイヴに対し『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督はこのように反応しました。
「ドラックスが面白いのはデイヴ本人が”面白い”からではないんです。彼が面白いのは役に対して正直に、専門的に、そして心を込めて演じているから。ドラックスは時々大げさに感じることもありますが、デイヴの地に足の着いた演技が、彼を愛して笑顔にさせてくれるんです。」
Drax isn’t funny because @DaveBautista is “being funny” – he‘s funny because Dave plays the character honestly, expertly, & with heart. As over-the-top as Drax can sometimes be, Dave’s groundedness allows us to love him & laugh with him. https://t.co/jR6cRW6b4K
— James Gunn (@JamesGunn) May 10, 2020
また、ガン監督はデイヴをドラックス役にキャスティングするに際し「これまでで最も価値のある戦いだった」と証言しており、マンティスとドラックスのコンビによるスピンオフ作品の計画も存在していることを明かしているなど、デイヴに対して並々ならぬ信頼を寄せていることがわかります。
デイヴはSF映画の金字塔『デューン』の実写映画版にてアトレイデス家の宿敵ハルコネン家のグロス・ラバンを演じるほか、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016)』のザック・スナイダー監督によるゾンビ映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』にも主演。今後も役の幅を広げて活躍していくデイヴの姿に期待したいです。
source : Inside of You