先駆けて公開された国も含め、公開されて約2週間になる『アベンジャーズ / エンドゲーム』はすでに20億ドル以上の売り上げを記録するなど、平成最後のモンスター映画となりました。
この『アベンジャーズ / エンドゲーム』は、上映時間が3時間2分と映画の中では比較的長い上映時間ですが、編集によってなんとか3時間2分に収めたそうです。ですがそれは、本来なら使いたいシーンが他にもたくさんあったけどそれを泣く泣くカットした、ということ。
Comicbook.comによるとHappy Sat ConfusedのPodcastでのインタビューの中で、監督のジョー&ルッソ兄弟がこのカットされたシーンの一部について触れていることを報じました。
※ここからは『アベンジャーズ / エンドゲーム』の内容に触れています。まだ本編をご覧になっていない方は一度本編をご覧になってからお読みください。
キャサリン・ラングフォードが登場する予定だった
『アベンジャーズ / エンドゲーム』が公開される前から、作中にはキャサリン・ラングフォードが新たな役で登場すると言われていました。
2017年にNetflixで配信された人気TVドラマ『13の理由』でハンナ役を演じ、第75回ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされるほど注目の若手女優なのですが、実際には『エンドゲーム』の中で彼女の姿を観ることはありませんでした。
ジョー&アンソニー ルッソ監督は「キャサリン・ラングフォードは大人になったモーガン(トニーとペッパーの娘)を演じる予定だった」と語っています。
「サノスがスナップをした時に小さい頃のガモーラに会ったように、トニーもスナップをした時に大人になったモーガンに出会うシーンがある予定でした。」
また、このシーンをカットした理由については
「そのシーンをテスト上映の時に見せたんだけど、見てる側は混乱しちゃって。」
「我々が気づいたのは、(観ている側は)大人になったモーガンと感情的な関係を感じていなかったということです。感情的なレベルで我々とお客さんは(彼女に対して)同じように感じているわけじゃなかった。なのでカットすることにしました。」
つまりサノスを止めるために自分の命を犠牲にしたトニーのその死の直前に、モーガンに会うという形で心の安らぎを彼に与える予定だったということでしょうか。実現していれば、きっとそこで「3000回愛してる」と伝えてたでしょうね。
このカットされたシーンが今後明るみに出るかはわかりませんが、きっと多くのファンはそのシーンを観たいはず。そして今後のモーガンの活躍も。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』は全国で公開中!
source : Comicbook.com , STITCHER