コメディアンとしてのキャリアを歩みながら脚本家・監督として活動していたジョーダン・ピール監督はデビュー作ともなる『ゲット・アウト(2017)』で大ブレイクしました。黒人の主人公クリスが白人女性の恋人の実家で体験する恐怖を描いた本作は、そのホラー性とアメリカの根底にある社会的なテーマ性から4つものアカデミー賞にノミネートされる他、脚本賞を受賞しています。
そんなホラー映画界の枠を超えて映画業界全体で一目置かれているジョーダン・ピール監督の最新作『Us アス』が、満を持して9月6日に日本で公開されました。
夫のゲイブと娘のゾーラ、息子のジェイソンと夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れた主人公の女性アデレード。しかし家族でビーチへ出かけた矢先、不気味な偶然から、アデレードに過去の記憶が蘇ります。それは、いまだ原因不明で未解決の“トラウマ”でした。その夜「家族の身に恐ろしい出来事が起こる」という妄想にアデレードが取りつかれる中、一家とそっくりな“わたしたち”がやってくる…
本作で主人公アデレードを演じるのは『ブラックパンサー』でナキアを演じたルピタ・ニョンゴ、夫のゲイブを演じるのは同じく『ブラックパンサー』でエムバクを演じたウィンストン・デューク。ワカンダ・フォーエバー。
「ジョーダン・ピールは私の”一緒に仕事をしてみたい人リスト”に載っていました」と語るルピタ・ニョンゴは、かねてより『ゲット・アウト』の大ファンだったそう。そんなルピタに対してジョーダン・ピール監督は『アス』の撮影前に10作の名作ホラー映画を見ておくように言いました。
気鋭の映画監督ジョーダン・ピール監督がオススメするホラー映画がコチラ。
1.『愛と死の間で』(1991)
2『シャイニング』(1980)
3.『ババドック 暗闇の魔物』(2014)
4.『イット・フォローズ』(2014)
5.『箪笥』(2003)
6.『鳥』(1963)
7.『ファニーゲーム』(1997)
8『マーターズ』(2008)
9.『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008)
10.『シックス・センス』(1999)
『アス』は全国で公開中
『アス』公式サイト https://usmovie.jp
source : Entertainment Weekly