エルトン・ジョンの伝記映画とし現在大ヒット公開中の『ロケットマン』で、主人公エルトン・ジョンを演じるタロン・エガートンは元々ピアノが弾ける俳優ではありませんでした。
ピアノを弾ける多くの人は小さい頃からレッスンを受けています。弾けるようになって辞める人もいれば、継続してレッスンを受け続ける人もいますが、いずれにせよピアノのレッスンというのは相当にハードなものだと聞きます。(僕は弾けません)
今回の『ロケットマン』のためタロン・エガートンにピアノや歌のレッスンを受けさせたマイケル・L・ロバーツ氏は、SCREEN RANTのなかでタロン・エガートンの猛練習の日々について語りました。
「撮影が本格的に始まる6〜8週間前から、1日約2〜3時間を週に5日間練習していました。私は撮影で彼がピアノのシーンを撮影するたびに一緒にセットにいて、彼の演奏を手助けしました。」
1日に3時間を週5日で8ヶ月練習していたとなると、その練習時間は480時間にもなります。この480時間という練習時間が、素人をエルトン・ジョンクラスの実力にすることに十分な時間かというと、正直まだ足りないとは思います。実際タロン・エガートンは全てのシーンを実際に演奏していません。ですがそれでも実際にタロンが演奏しているように見えるほど違和感はありませんし、ライブハウス「トルバドール」で「クロコダイルロック」を歌うシーンはタロンが実際に演奏しています。
ちなみにエルトン・ジョンが演奏しているように見せるポイントは身体のリズムと、手のリズムにあるとのこと。
そのキャラクターを演じるために並々ならぬ努力を怠らないハリウッドスター。あなたにも週に15時間打ち込めるようなことはありますか?
source : SCREEN RANT