1999年に公開されて映像革命を起こしたSF映画『マトリックス』。その最新作となる『Matrix 4(邦題未定)』の最新作が20年の時を経て製作されることが正式に明らかになりました。これまでその噂はありましたが、ここ数年キアヌ・リーヴスが参加する『ジョン・ウィック』シリーズの成功がきっかけの一つとなったようです。
『マトリックス』シリーズは1999年の『マトリックス』、2003年の『マトリックス リローデッド』、同2003年の『マトリックス レボリューションズ』の3作が公開されており、今年は公開から20周年を記念して4Dやドルビーシネマでの再上映も予定されています。
Varietyによると、これまで監督を務めてきたラナ・ウォシャウスキーが監督と脚本の両方を担当、さらに共同脚本にウォシャウスキー監督が手がけた作品『クラウドアトラス(2012)』のデイヴィッド・ミッチェルも『マトリックス4』が参加します。ちなみにラナ・ウォシャウスキーと共同で監督を務めてきた妹のリリー・ウォシャウスキーは現在映画界を離れているとのことで、『マトリックス4』に関わるのかどうかはわかりません。
気になるキャストに関しては主人公ネオを演じていたキアヌ・リーヴス、トリニティを演じていたキャリー・アン・モスが復帰することが明らかになっており、モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンの復帰は未定のようです。簡単なレポートには、若いバージョンのモーフィアスが描かれる可能性があるそうで、ローレンス・フィッシュバーンの代わりを務める若い俳優をキャスティングするかもしれないとの話もありますが、モーフィアスはあの人じゃないとダメでしょう!『キャプテン・マーベル』のサミュエル・L・ジャクソンみたいに特殊メイクで若く見せることも可能ですから。
今回の『マトリックス4』の製作決定に際して配給会社ワーナー・ブラザースのトビー・エメリック会長は「(監督の)ラナと一緒に再び『マトリックス』に参加できることをとても楽しみにしています」とコメント。
「ラナは本物のビジョンをもつ、比類なき唯一無二のフィルムメーカーです。彼女が『マトリックス』ユニバースの新章を執筆、監督し、プロデュースすることに興奮しています」
そしてラナ・ウォシャウスキー監督は「20年前にリリーと発見した、私たちの現実についての発想は、現在さらに今日的な意味を帯びるものとなっています。私の人生に『マトリックス』のキャラクターが戻ってくることを嬉しく思い、素晴らしい友人たちと再び仕事ができることに感謝しています」と語りました。
現時点では『マトリックス4』の内容に関する詳細は不明ですが、撮影は2020年初めの数ヶ月以内に開始する予定とのことです。
source : Variety