マーベル映画『X-MEN(2000)』公開から20周年を記念して、ウルヴァリン役ヒュー・ジャックマンをはじめ、ストーム役ハル・ベリー、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワート、ジーン・グレイ役のファムケ・ヤンセンらがZoomで再会、昔話に花が咲くと思いきや突如『デッドプール』シリーズでおなじみのライアン・レイノルズが参加。もちろん普通に終わるはずもなく…
「1作目の『X-MEN』からもう20年が経つなんて信じられないよ」
昔を思い出すかのように各々が再会を喜び合う中、突如入室を知らせる音が。すると『X-MEN』には出演していないはずのライアンが「ノック、ノック!」と相変わらずの様子で突如乱入。「うわぁ、スターだらけだ!」とライアンが口にした瞬間にマグニートー役のイアン・マッケランは速攻で退出、他のメンバーも訝しげな顔を浮かべます。
ヒューが「ライアン、僕らはみんなで一緒に出た映画の思い出話をしてたんだよ」と説明すると、ライアンは「あぁあの映画、大好きだよ…僕も混じっていいでしょ?一緒に『X-MEN』やったんだから」と返答。ライアンは『X-MEN』第1作には出演していませんが、『ウルヴァリン : X-MEN ZERO(2009)』にはデッドプール役で出演しており、その時のことを言っている様子。ハル・ベリーとパトリックはすかさず「『X-MEN』オリジン(の会)だけどね」とツッコみます。
ライアンが「実は他にも呼んでる人がいるんだ」と言うと、『X-MEN : ファースト・ジェネレーション(2011)』シリーズから若い頃のプロフェッサーXを演じたジェームズ・マカヴォイとジーン・グレイ役のソフィー・ターナーが登場。
マカヴォイとターナーを呼んで「まるで『X-MEN』の映画みたいだ」と得意げに語るライアンをよそにソフィーは「ごめんなさい。『ゲーム・オブ・スローンズ』の再集合企画かと思ってました」と一言。ライアンは「あ、(『ゲーム・オブ・スローンズ』の)ティリオン・ラニスター(を演じたピーター・ディングレイジ)も『X-MEN』に出てたよね!」と言うも、無視するかのようにソフィーはそのまま「さよなら〜」と退室、「実は私ジェームズ・ボンドの再集合に参加しないといけないの」「あ、そうだった私も」と言い残しファムケとハル・ベリーも退室してしまいます。
その後マカヴォイは「僕は『スプリット』の再集合がある」、パトリックは「私は『スター・トレック』のが」と言い残してメンバーが続々と退室し残ったのはライアンとヒューの2人。「バイバイ…みんな…」と寂しそうな顔を浮かべるヒューに「あっという間にいなくなっちゃった。2人きりだね、ローガン」と声をかけるライアン。
そして「この『X-MEN』の再集合がどういうことか分かるかい?」とライアンが意味深につぶやくと、突如「『X-MEN』オリジン再集合だぜ!ヒャッハー!」と『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』にて、ウルヴァリン因縁の兄セイバートゥースを演じたリーヴ・シュレイバーがハイテンションで登場、ヒューは勘弁してくれと言わんばかりに俯くのでした。
なお今回の企画は、世界の貧困問題解決を目指す非営利団体「Global Citizen」によるもの。”真のスーパーヒーロー”である医療従事者やエッセンシャルワーカーに対する感謝の思いを込めて作られた動画であり、決してライアンによるただのおふざけ動画ではないということだけは認識しておきましょう。