MCU(MARVEl CINEMATIC UNIVERSE)最新作『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』にマーベル生みの親スタン・リーのそっくりさんが登場する企画があったことが明らかになりました。
※本記事は『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』本編の内容について触れています。閲覧にはご注意ください。
スタン・リーといえば「ファンタスティック・フォー」や「X-MEN」、「アイアンマン」といった数々のマーベルヒーローを生み出したアメコミ界のゴッドファーザー。2018年に亡くなったスタンは「スパイダーマン」の生みの親でもあり、サム・ライミ版『スパイダーマン(2002)』にカメオ出演して以来、ほぼ全てのマーベル映画にこっそり登場。劇中でスタン・リーの姿を探すことが、ファンにとってはささやかなお楽しみの一つとなっていました。
なお、本編でピーターとMJが学校の屋上で寝転がってタブロイド誌を読んでいるシーンでは、背景に“DITKO”という落書きが書いてあり、スタンとともに「スパイダーマン」を生み出したクリエイター、スティーブ・ディッコに対するリスペクトを見ることができます。
そんななか先日Deadlineが『ノー・ウェイ・ホーム』の全脚本を公開。その中にはスタンのカメオ出演を検討していたことがわかる一文が117ページに記されています。
全ての戦いが終わり、人々の記憶からピーターの存在が消えてしまった後、MJが働くドーナツ店を訪れたピーター。そこで”Peter finds MJ, talking and laughing with an older customer, a STAN LEE LOOK-ALIKE(ピーターはスタン・リーそっくりの年配の客と談笑するMJを見つける)“と書かれています。
結局このシーンは実現しませんでしたが、『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』は「スパイダーマン映画史上最高傑作」との呼び声も高く、世界興行収入は既に15億ドル突破の大記録を打ち立てています。スタン・リーも、きっと天国で喜んでいるに違いありません。エクセルシオール!
source : Deadline