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音をたてたら即死…『クワイエット・プレイス』の続編が2020年公開決定 ー 「起源に迫る物語」

盲目の地球外生命体が支配する地球を描いたSFスリラー『クワイエット・プレイス』の続編が2020年の3月20日にアメリカで公開することが明らかになりました。撮影は今年の夏にニューヨーク州北部で始まると見られています。



『クワイエット・プレイス』の監督兼父親のリー・アボットを演じたジョン・クラシンスキーは、昨年の秋から脚本を執筆しており、前作のアボット家を主役にするのではなく別の家族を描く内容になるようです。

「多くの続編は、悪役やヒーローが再び登場します。(中略)ですが多くの続編がうまくいかない理由は、そのヒーローや悪役のために全てが作られているからなんです。『クワイエット・プレイス』には世界観があります。この世界では他の国の人達も(『クワイエット・プレイス』のアボット家のような)同じような経験をしているでしょう。僕は別の視点からこの世界がどう映るのか見てみたいんです」

前作の『クワイエット・プレイス』では、音を出すと巨大な生命体がどこからともなくすごい速さでやってきて人々を襲い、これによって破壊された世界が紹介されるなか、この世界で愛する者を守るある家族の物語が描かれていました。『クワイエット・プレイス』が成功した背景には、世界全体を描くのではなく、映画全体を通して一つの家族という小さなコミュニティのみを描いたことが挙げられると思います。またジョン・クラシンスキーは当初続編を作るつもりはなかったと言います。

「正直に言うと続編を作るつもりは本当になかったんです。続編を作るために(前作『クワイエット・プレイス』を)作ったわけじゃないってことはスタッフやキャストのみんなが知っていることですからね。」「映画が成功すると、多くの人が続編を作りたがりますよね。だから僕は続編を作るなら他の製作者や作家を探すように(パラマウント・ピクチャーズに)言いました。だけど「何か続編に関するアイデアはないの?」って聞かれたから「まあ少しならありますけど」って答えたんです。すると「じゃあ他の人を探してみるからその間にそのアイデアを考えておいて」って言われて。まんまと脚本を書くことになりましたよ」



詳しいキャスティングについてはまだ明らかになっていませんが、現在のところ『スパイダーマン : スパイダーバース(2019)』や『ジョーカー(2019)』のブライアン・タイリー・ヘンリーが起用されるようです。

「どうしてこういう世界になってしまったのか、その起源について知ることになると思いますよ」

『クワイエット・プレイス2(仮題)』は2020年3月20日に全米公開予定

source : Deadline , Comicbook.com

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