『トランスフォーマー』シリーズやNetflix映画『6 アンダーグラウンド』で知られる”ハリウッドの破壊王”ことマイケル・ベイ監督が、パンデミックをテーマにしたインディーズ映画『ソングバード(原題 Songbird)』を製作していることが明らかになりました。Deadlineが報じています。
現在ハリウッドでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厳しい外出禁止令が発行されており、同州での撮影は制限されているという状況。ジョージア州などではいくつかの映画・テレビの撮影を再開しようとする動きが徐々に出てきているなか、ロサンゼルスでの撮影再開の時期については未だ目処が立っていません。
そんな状況にも関わらず、ベイは5週間後にロサンゼルスで撮影を開始するとの意向を示しており、もしそれが実現すればコロナ騒動以来ハリウッドで最初に撮影を開始するプロジェクトになるかもしれません。また、本作の撮影はソーシャル・ディスタンスを配慮し、常に複数人が同じ部屋にいることはなく、また俳優同士が顔を合わせるシーンも撮影しないことが合わせて発表されています。
『ソングバード』は2年後の未来を舞台に、急速に変化を遂げる未知のウイルスによって脅かされる世界を描く物語。Deadlineによれば『クローバーフィールド(2008)』や『パラノーマル・アクティビティ(2007)』のようなスリラー作品になるとのこと。現在の世界で起きている出来事をそのままテーマにしているわけですが、そのウイルスをコロナウイルスと呼ぶのか、はたまた架空のウイルスと呼ぶのかは不明。
監督、脚本を務めるのは『ブラック・ファイル 野心の代償(2017)』で脚本を務めたアダム・メイソン、プロデューサーにはマイケル・ベイのほか、パラマウント・ピクチャーズの幹部アダム・グッドマン氏の制作会社Invisible Narrativesも加わっています。なお、キャストについては現在キャスティング中とのこと。
前代未聞のコロナ禍という状況を経て、新たな環境で映画製作を試みるマイケル・ベイ。『ソングバード』を皮切りにロサンゼルスで映画製作が復興することになるでしょうか。これからの進捗に注目が集まる1本です。
source : Deadline