MCUフェーズ4作品として公開予定の『エターナルズ』。本作は宇宙種族「セレスティアルズ」が人類への遺伝子実験によって生み出した「エターナルズ」と人類最古の敵「ディヴィアンツ」との戦いを描く、7000年にもわたる時間を股にかけたMCU史上最も壮大な物語になると言われています。
現時点では「エターナルズ」の主なキャストについてはこれまで報じられていますが、敵となる「ディヴィアンツ」の情報についてはほとんど明らかになっていません。ですが今回そのディヴィアンツのリーダーとして知られる「クロ」が本作に登場する可能性が示唆されています。
ポップカルチャーグッズを製造・販売するFunkoの人気フィギュア「POP!」シリーズの次期商品のラインナップがリーク、そのリストの中に「クロ」の名前が確認できます。
https://twitter.com/pop_o_cIock/status/1245744476963790854?s=20
「クロ」は原作ではディヴィアンツのリーダーとして描かれており、スクラル人のように姿を変える能力と不老不死の能力を持ちながら「デルタフォース」という軍隊を率いています。また敵対するエターナルズのメンバー「セナ」とは恋仲同士。後に双子をもうけるなど、ややこしい関係にあります。
ちなみにこのリストには「Arishem」というキャラクターの名前も挙がっています。アリシェムはアリシェム・ザ・ジャッジとも呼ばれており原作では「セレスティアルズ」のリーダーであり、様々な惑星で遺伝子実験を行なっては、その惑星の種族を存続させるか絶滅させるかを判断しているという絶対的な存在です。
おそらく『エターナルズ』本編でストーリーの外枠を紹介するフラッシュバックシーンなどに登場するのではないかと思います。
そもそもディヴィアンツとは
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー : リミックス』でも紹介された「セレスティアルズ」という宇宙種族、これらは言わば神のような存在です。遥か昔に地球にやってきたセレスティアルズが類人猿を使って遺伝子操作の実験を行なった結果、3種類の種族が生まれました。
- 人類
- エターナルズ
- ディヴィアンツ
です。
ヒーローのようなたくましい姿をしているエターナルズに対して、不安定な遺伝子によって生まれたディヴィアンツは醜い姿をしていました。
ディヴィアンツは寿命やパワーなどは人間よりも優れていましたが、エターナルズには及びませんでした。ですが火を吹いたり、空を飛んだりと個々に異なる能力を持っています。創造主であるセレスティアルズのことを崇拝していますが、エターナルズのことは敵視しています。
ディヴィアンツの歴史
人類よりも強く、個体数も多かったディヴィアンツはみるみる繁栄し、人類を奴隷のように扱い地球を支配していました。紀元前2万年頃には地球上とその地下にも都市を建設しました。
人類を守る役目を負っていたエターナルズとは度々ぶつかり合っていたために完全に地球を支配できていたわけではありませんでしたが、それでも「アトランティス」という都市以外はほぼ支配していました。
ある時創造主であるセレスティアルズが地球の様子を見にやってきます。
その時「アトランティス」を支配するべく絶賛攻撃中だったディヴィアンツ。勢い余って創造主セレスティアルズに攻撃してしまいます。
それにブチ切れたセレスティアルズは、ディヴィアンツ達の当時の首都「レムリア」を攻撃して陥落させ、ディヴィアンツの人口も大幅に減少しました。さらにその攻撃によって地球の形状も変化してしまい「アトランティス」も巻き添えを食って海底に沈んでしまいます。
地上で生活することができなくなったディヴィアンツ達はそれ以降地下都市での生活を余儀なくされます。そしてこれまで崇拝していたセレスティアルズを憎み、エターナルズもろとも復讐する時を窺っているのでした。
これまでのMCUでヒーロー達を苦しめてきたサノスもエターナルズの末裔です。そのため本来はヒーローらしい姿で生まれてくるはずでしたが、ディヴィアンツの遺伝子も組み込まれているという特殊な存在のため、紫色の肌の醜い姿で生まれました。
ちなみにセレスティアルズが最初に人類を生み出した際、人類の潜在能力を引き出せる覚醒遺伝子も人類に組み込んでいます。そしてその遺伝子が発現した者は、いわゆるミュータントと呼ばれています。『エターナルズ』では将来のMCUにX-MENらミュータントが登場する伏線が張られる可能性が高い…!?
『エターナルズ』は2020年11月6日に公開予定